お金を増やしたいから投資に興味があるけれど、知識や資金がなくてなんだか怖くて始められない…。
お金を増やしたいと考える方にとって投資は魅力的な手段ですが、チャレンジするのには勇気が必要ですよね。でも投資は種類がたくさんあって、リスクやリターンを考えて選べばいいですので、専門知識や大金を持っていなくても始められます♪
最初は少ない金額からお試しみたいに始めたい!
投資初心者の方が押さえておくべき基本知識や代表的なおすすめの投資方法について解説します。難易度にも違いがあるので、初心者は自分に合う方法を慎重に選択してください。リスクやリターンがどれくらいなのかも比較できますよ!
この記事はこんな方におすすめです♪
・まったく投資をやったことがない人
・証券口座開設は行ったけどその先がわからない人
・投資を少しやってみたけど、資産を増やせる実感がない人
・過去に投資で損をした経験ある人
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資産運用で何をするかで将来のお金の不安に差ができる
資産運用は、自分の持っている資産を活用して効果的に増やす方法で、貯蓄と投資の2つに分けられます。
日本では低金利が長く続いており、将来に備える目的であっても、金融機関に資産をただ預けているだけの貯蓄ではお金がなかなか増えず、将来が不安なりますよね。
一方、投資は株式や債券などの金融商品を利用して預貯金にはない大きな収益生み出す資産運用です。
お金を増やすには時間はかかりますが、投資は早めに着手して成功すれば、資産が大幅に増える可能性があります♪
初心者が投資をスタートするタイミングは?
特に特別な用途のない余剰資金が少しでもあったら、資産運用に充てることで無理なくお金を増やせる可能性があります。
いつ始めるかですが、例えば、結婚してライフステージが変わった場合、早めに資産運用を始めることで将来のお子さんの教育費を貯めやすくなります。
また、50歳という年齢を節目に、老後の資金を蓄えるという意味で始める方もいます。
教育資金や住宅資金を増やしたいわ!
初心者が投資を始める時は、不確実な値動きのリスクを考慮して、控えめな少額から始めることが重要です。
確かに少額の投資から始めれば、価格が下落した場合などに大きな損失を防ぐことができますね♪
投資の種類
投資ではいろんな言葉が出てくるし、違いが何かきて良くわからないわ…
投資の種類と特徴、初心者に向いている投資商品を解説します。
投資の種類別リスク・リターン・資金
初心者が投資を始める時は、中リターンの投資商品がおすすめです。
投資の種類 | リスク | リターン | 資金 |
---|---|---|---|
株式投資 | 中 | 高 | 15万円~ |
投資信託 | 中 | 中 | 1万円~ |
ETF(上場投資信託) | 中 | 中 | 5万円~ |
REIT(不動産投資信託) | 中 | 中 | 10万円~ |
iDeCo(個人型確定拠出年金) | 低 | 低 | 5千円~ |
国債(個人向け) | 低 | 低 | 1万円~ |
社債(個人向け) | 低 | 低 | 10万円~ |
金・プラチナ | 中 | 中 | 1万円~ |
FX(外国為替取引) | 中 | 高 | 4万円~ |
バイナリーオプション | 中 | 高 | 50円~ |
暗号資産(仮想通貨) | 中 | 高 | 1千円~ |
先物・オプション | 高 | 高 | 10万円~ |
不動産投資 | 高 | 高 | 100万円~ |
投資の種類
株式投資:企業が発行した株式の取引で、配当金・株主優待・値上がり益などの利益を得る
投資信託:投資家から集めた資金を株式・債券などでプロが運用し、分配金や値上がり益などで利益を得る
ETF(上場投資信託):投資信託の一種で、日経平均株価やTOPIXなど、代表的な株価指数と連動した運用成績を目指す
REIT(不動産投資信託):複数の出資者から資金を集めて不動産に投資し、その家賃収入や売却益などを分配金で利益を得る
iDeCo(個人型確定拠出年金):毎月一定の掛け金を積み立てて、60歳以降にその資産を受け取ることができる
国債(個人向け):国に対してお金を貸し、貸した期間に応じて利息を得る
社債(個人向け):企業に対してお金を貸し、貸した金額に応じて利息を得る
金・プラチナ:金やプラチナなどの貴金属を購入し、相場の変動で利益を得る
FX(外国為替取引):外国の通貨を売買して、為替レートの変動に伴う差額を利益として得る
バイナリーオプション:レートの上がり下がりを予想し、当てることで投資額に応じた金額が払い戻される
暗号資産(仮想通貨):データとして存在している通貨を買い、他の暗号資産(仮想通貨)や現金との交換率の差額を得る
先物・オプション:先物取引は将来的な売買の契約を先に行い価格の上昇を狙い、オプションは先物取引と同じ仕組みで取引の放棄も可能
不動産投資:不動産に投資し、家賃収入や土地などの売買によって利益を得る
20代〜30代の投資
20代〜30代は長期的な資産運用が可能であるため、計画を立てて着実にお金を増やす方法が向いています。
特に、複利効果を活用すれば、安定的かつ効率的な資産運用を実現できます。
具体的には、預金をしつつ投資信託を中心に運用して資産を増やすと良いでしょう。
iDeCoやNISAを活用すれば、税制メリットを受けながら無駄なく資産を増やせます。
預金がある程度増えてきたら、投資信託や株式投資にチャレンジしたい!
十分な知識のもとで運用できるよう、お金を貯めながら投資について理解を深めておきましょう。
40代〜50代の投資
40代〜50代は老後に必要な資金も残したうえで、資産運用に取り組む必要があります。
ただし、既にまとまった資産がある場合や収入が多い場合は、積極的な資産運用も可能です。
例えば、株式投資を行い、売買による利益を得たり、配当を受けたりする方法もあります。
また、不動産投資もおすすめです。40代〜50代のうちに不動産投資を開始すれば、老後の収入源にできる可能性があります。
不動産投資は、不動産そのものが資産になる点も魅力的です。
初心者・中~上級者におすすめの資産運用
資産運用は初心者におすすめな商品、中~上級者におすすめな商品など、それぞれ特徴がありますので仕組みについて知っておきましょう。
投資信託 初心者におすすめ
投資商品は、大きく分けて2つに分類することができます。
- プロに運用を任せる
- 自分で運用する
投資信託では、資産運用のプロ、専門家(ファンドマネージャー)である運用会社が、投資家(お客)に代わって運用を行います。
投資信託委託会社の専門家(ファンドマネージャー)が決めた運用方針に従って公社債や株式などさまざまな投資先に分散投資して運用されますが、投資信託は、元本保証がない点は心得ておきましょう。
株式投資 初心者におすすめ
株式は、株式会社に対する「出資持分」のことです。
株式会社とは、投資家に株式を発行して資本金を集め、事業活動の資金を集めて利益を上げることを目的とする会社の種類です。
株式会社に投資する人は「株主」と呼ばれ、その代わりに株主総会での議決権や配当金、株主優待などの権利を取得します。
株式投資の最大の魅力は値上がり益であり、預貯金にはない大きな収益が期待できる一方で値下がりや倒産などリスクもあります。
株式を保有することは、会社に対して出資をすることです。
投資を始めるなら、まずは証券口座を作らないと♪
NISAとiDeCo 初心者におすすめ
NISAは、株式や投資信託などの運用益や配当金などが非課税になる制度のことで、 iDeCoは、自分で毎月掛金を払い、将来の年金を作る制度のことです。
NISA | iDeCo | |
---|---|---|
目的 | 住宅購入、教育資金、将来のための資金など自由 | 老後資金 |
投資対象商品 | (つみたて投資枠) 長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託(つみたてNISA対象商品と同様) (成長投資枠) 上場株式・投資信託等(整理・監理銘柄、信託期間20年未満、毎月分配型の投資信託及びデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等を除外) | 投資信託、定期預金、保険商品 |
対象年齢 | 18歳以上 | 原則20歳以上60歳未満の国民年金加入者 (条件付きで65歳未満も可) |
運用の上限額 (拠出の上限額) | 1,800万円 | 年間144,000円~816,000円 (職業や企業年金の有無により異なる) |
引き出し可能期間 | いつでも可 | 原則60歳以降 |
手数料 | 口座管理手数料:0円 (売買手数料等は別途かかる場合あり) | ・加入・移換時手数料 :2,829円(初回のみ)・国民年金基金連合会手数料 :月額105円(掛金納付の月のみ)・運営管理機関手数料:金融機関により異なる・還付手数料(その都度):1,048円 |
税制優遇 | 運用益が非課税 | ・掛金の全額所得控除 ・運用益が非課税 ・受取時に公的年金等控除(分割受取の場合)、または退職所得控除(一括受取の場合)の対象になる |
「いつでも引き出しができる自由度がほしい」という人はNISA、「税制優遇を受けながら将来の年金を蓄えたい」という人はiDeCoがおすすめです。
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)
NISA制度は2024年1月に大きく仕組みが改正され、新NISAとしてスタートしました。
新NISAでは制度期間・非課税期間が無期限化され、年間の投資上限額は最大360万円へと拡大されています。
また、非課税保有限度額も最大1,800万円まで拡大されていることから、より長く、より多くの金額を非課税で投資できるようになりました。
iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)
iDeCo(イデコ)とは、老後のお金に対する不安を解消するために設けられた制度です。
毎月の積立額や運用先の商品を自分で自由に決められます。
iDeCoの3つの税制優遇
- 掛金全額が所得控除の対象となり、所得税・住民税が軽減される
- 運用で得た収益に税金がかからない
- 受取時に税金がかかることがあるが、税制優遇が受けられる
暗号資産(仮想通貨)中~上級者におすすめ
「暗号資産(仮想通貨)」とは、ンターネットを通じて不特定多数の間で商品等の対価として使用できる財産的価値です。
一般に、暗号資産は、「交換所」や「取引所」と呼ばれる事業者(暗号資産交換業者)から入手・換金することができます。
暗号資産交換業は、金融庁・財務局の登録を受けた事業者のみが行うことができます。
※暗号資産FXは証拠品取引に分類され、実際に暗号資産の現物を保有せずに、売買時の差金で決済する取引方法です。
一方で、暗号資産の現物取引は、取引所や販売所を介して、法定通貨を使って暗号資産を売買する方法です。
メジャーな暗号資産には何があるかしら?
代表的な暗号資産には、ビットコインやイーサリアムなどがあります暗号資産とひとくちにいってもその性質は異なるので、それぞれの開発背景や目的を理解することが大切です。
ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)は2008年に世界で初めて開発された仮想通貨です。分散型ネットワークやブロックチェーンなどの技術によって支えられており、偽造や改ざんなどが極めて困難な仕組みとなっています。そのセキュリティの高さから多くの人に活用されている仮想通貨です。
イーサ(ETH)
イーサ(ETH)は契約内容の自動実行機能やブロックチェーン技術が備わったプラットフォーム「イーサリアム(Ethereum)」内で用いられる仮想通貨です。時価総額はビットコインに次ぐ世界第2位となっています。
FX(外国為替証拠金取引)中~上級者におすすめ
FX(外国為替証拠金取引)は様々な通貨を売買して、その差益を得ることを目的にした為替取引のことで、株式投資などと違って、割安や割高といったバリュエーション(価値評価)を測ることが難しいため、中~上級者におすすめです。
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まとめ
資産運用の方法としては様々なものがあり、特徴が異なります。
あいまいな目標のままでは、利回りや投資金額などといった達成までに必要なポイントがわからないまま資産運用を続けることとなりますので、自分の目的を踏まえたうえで資産運用の方法を選ぶと、達成する可能性も高くなります。
投資に回せる資金、投資期間、許容できるリスクとリターンのバランスなども考慮して最適な資産運用の方法を選択しましょう。
また、資産運用では損失が発生する恐れがあるため、初心者の方は少額から始めて長期的な視点で取り組み、分散投資も心掛ける必要があります。
資産運用に関する知識も積極的に身に付けよう♪
自分に合う資産運用の方法が分からない場合は、専門家にも相談しながら無理をせず取り組むようにしてくださいね。